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左胸の針生検の結果、良性と言われたのですが、全然信じられず不安です。
エコーでも、素人が見てもわかるくらい、怪しい形でしたし、血流があり、大きくなってきたから、造影剤MRIを・・・という流れでしたので。エコーでもMRIでも怪しい箇所は一致しており、造影剤が取り込まれる速度も速いと言われ・・・。これはもう癌だと思っていました。
その後、マンモトームも受けました。ただ、乳腺が硬くてマンモトームでは採れず、急遽、針生検に変更(パチンパチンと音がする機械)しました。その結果が良性です。
主治医からは「採れた量が少ないから、判定できないという結果になるかもしれない」と言われながら、病理検査の結果を待っていたので、そんな量で本当に良性だといい切れるのだろうか・・・と不安の方が大きくなりました。
主治医は「良性と出たから、要観察で」という感じであっさりしていました。私としては、癌は早期発見が一番で、リンパ転移になったらと思うと不安なので、外科的生検、もしくは乳管内乳頭腫なら、その切除として、どちらかの外科的な方法で採ってしまいたいのですが・・・。良性なのでそこまでしなくてもと主治医は言います。本当にいいのでしょうか?
もしかしたら、素人の私にはわからない外科生検や、良性のものを手術で採ることにはデメリットもあるのでしょうか?
実は、私は1年8ヶ月前にも今回と同じ流れで、反対側の右胸で乳がんが発覚しているので(右胸の時はちゃんとマンモトームで採れました)、左胸も同じ経緯だし、癌に違いないと思っているので不安でたまらないのです。
(※右胸は全摘。ルミナールA ステージ2a 閉経前のためタモキシフェンのみ)
先生も、タモキシフェンを飲んでいるのにできる癌だから、ルミナールAではないかもしれないねと、結果が出る前まで言ってたくらいなので、主治医も癌の可能性を感じていたはずです。なのに、病理医の「良性」ですの一言で、「良性なので、経過観察でいいです」と言えるのでしょうか?
長々となってしまい、申し訳ないです。
下記、お聞きしたい点を箇条書きにしました。
・エコーや造影剤MRIで癌の可能性が高くても、良性の場合もあるのか。
・3~6ヶ月も要観察として放置して大丈夫なのか?
(次の癌がルミナールではない確率が高いなら、増殖速度や悪性度も高い癌のはずなので、リンパ転移しないか不安で焦ります。)
・針生検では、一部のみしかわからないのに、外科的生検は必要ないのか
(主治医は、要観察でいいとの判断でした)。
・マンモトーム生検で、「乳腺が硬くて採れない」なんていうことはよくあるのでしょうか?もしかして、この採れなかった硬い部分が癌なのではないでしょうか?
本来であれば「良性」と言われて喜ぶべきなのに、前回、もう少し手遅れだったら抗がん剤の追加もあったのではないかと思うくらい、大きな癌で、術前ステージと術後ステージが2段階もあがっていたことのショックがあり、早く見つけないと・・と焦る毎日です。全摘して安心したいのが本音です。
良性と出た以上、要観察で大丈夫との主治医。採りたい私。その辺についてどのように自分の気持ちを整理したら良いかアドバイスお願いいたします。
役に立った! 0あいなさん、こんにちは。
針生検で良性の結果だったが、過去に対側乳癌を治療されているため心配とのことですね。不安なお気持ち、ごもっともだと思います。
まずご質問について初回ご質問から順にお答えしますが、実際にはお一人お一人その方の状態や状況、これまでの経過、またそれらを考慮し医師の考えも様々ですので、一般的な回答になる点をご理解くださいますようお願いいたします。
・エコーや造影剤MRIで悪性の可能性を疑われても、良性腫瘍の場合もあります。画像検査では形がいびつであったり、血流が認められる、等の形態をとる良性腫瘍もあります。
・経過観察の期間としては3~6ヶ月が標準的です。
・外科的生検=一般的に切除生検を意味し、全身麻酔下で行い組織をメスで切除する検査です。もちろん安全性の極めて高い検査ではありますが、様々な合併症のリスクが針生検と比較し高くなりますので、誰にでもお勧めするものではありません。
・マンモトームでは採取困難だったとの事ですが、検査にはそれぞれ特性(針自体のサイズや性能など)がありますので、ターゲットとする部位や乳腺の厚み等によっては採取が難しいケースもあります。
・Ki67とは細胞増殖の程度を表す指標ですが、近年注目されはじめたものであり評価方法や画像診断(エコーやMRIでの血流評価)との関連性はまだ標準化されていません。一般的に、乳癌の際に薬物療法の治療効果予測に用いられますがKi値単独での評価は行いませんし、良性の場合には評価の指標として用いないことが一般的です。今回の生検結果では「良性だがKi値高め」とのことですが、これは乳癌で用いる場合とは意味合いが異なると考えられます。
現時点では、ご自身が納得出来るようにもう一度主治医とお話しをされることをお勧めします。
これまでの経過をみていらっしゃる主治医があいなさんの状態を一番よく分かっているとは思いますが、もし再度の説明でも納得がいかない内容であればセカンドオピニオンを希望し別な医師の意見を聞いてみることも一案かと思います。その際は、これまでの経過・治療歴がとても重要になりますので必ず資料(紹介状や画像など:費用がかかります)をご持参ください。
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